「ランブルローズXX」のある光景

会社のライブラリにXbox360用の「ランブルローズXX」が入荷しており、とりあえず対戦で遊ぶ。もちろん、マニュアルも読まないガチャプレイ。2人とも、出るのはパンチキックばかり。たまに相手をつかみはするものの、ロープに投げるばかりでちっとも技がでない。

自分たちが作ってきたゲームを棚にあげて「マニュアル読まなきゃ技がでないなんて良くない」的な勝手極まりない暴言を吐き出した頃、偶然、俺の操作でキン肉バスターみたいな大技が発動した。

ややしらけ気味だったギャラリーが、突然、「カメラ!カメラ!」といきり立った。ここで、その場にいた全員が、技の出し方もよーしらんくせに「技でホールド中、カメラを回してエロアングル」という知識だけは持っていたことが明らかになった。

威勢よく「おう!」と答えた俺は、技が出ないさっきまでのもどかしさが嘘のように、無意識のうちに左スティックを巧みに操り、ほとんどロスのない操作で、ピタリと股間をとらえたアングルにカメラを調整していた。

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公式サイトに偶然おんなじような写真があった。

「おーぅ」というどよめき。拍手喝采。ハイタッチで答える俺。皆が盛り上がる中、誰かがふと、「つか、いまIDA-10すげえスムーズに操作できてたじゃん」とつぶやいた。

ちょ、ちょっと!か、勘違いしないでよ!お…俺は「ポケモンスナップ」が得意だっただけなんだから!

うそ、ごめんなさい。うまくプレイできないのはゲームのせいじゃなく、僕のゲームに対する姿勢の問題でした。初プレイで本能的に直感的にカメラ操作ができるなんて、ほんと、このゲームのプレイアビリティとアフォーダンスは最高だと思います。

あ、僕はキャラメイクでホルモン・ヤーキの一人娘「ビビンバ」を再現するのに忙しいので、このへんで失礼します。