そろそろ「電線(仮)」を語ろうか

■「電線(仮)」とは

「電線(仮)」とは、プレイステーション2と同時に華々しく発表されたタイトルでした。

僕は、少女が電線にハンガーでぶらさがって高速移動するムービーに、ゲームの未来を感じずにはいられませんでした。

物理演算によって、風や、電線のしなりの影響を受ける少女。そして、PS2によってリアルに再現された街並み。

日常の風景が、そこに加えられたゲーム性によってアトラクションになる。それは、ゲームでしか体験できない遊びであり、喜びであったはずでした。

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そして、残念ながら「電線(仮)」の開発は中止され、今に至ります。しかし、日常が白昼夢のようにゲームに変わるというコンセプトは、今もなお、その輝きを失っていません。

ジェットセットラジオ」、「塊魂」のようなゲームにその光の残滓を見出すこともできますし、リアルな街中で車強盗を繰り返すGTAシリーズもある意味その系譜と呼べるかもしれません。呼べないかもしれません。いや呼べません。

まあ、なんでしょう。次世代ハードにおいても、何らかの形で、よりリアルな街並みと物理演算を使ったゲームが出ることは間違いないですし、日常をほんの少しずらしたゲームがでたりしちゃったりすかもしれません。ていうか作りたいです。やんわりとそのへんに期待しつつこのへんで。

■遊んで感じた「電線(仮)」のゲーム・トゥリー

「電線(仮)」を巡るゲームの果実は、ここに一本のトゥリーを生んだ

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我らが東京半島がお送りする、次世代「電線ゲー」。

皆さんは「うんてい」を憶えていますか?そう、校庭や公園にあるあのうんてい!

電線課長は世界初!うんていシュミレーションを取り入れたサラリーマンアクションです。左右の腕をハイ、ハイ、ハーイ!電線を伝って素早く迅速に出勤開始!

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日常的かつ平和なお正月の風景で密かに進行するビッグバトル。

マウスで凧を操作して、他の人の凧をやっつけよう!凧は、マウスカーソルのある方向に向かって、左右に動きます。マウスを連打すると下がり、何もしないと上がっていきます。電線にぶつかったり、上から画面の外に出てしまうと凧は落ちてしまいます。他の凧に上手く体当たりして、電線にひっかけるか、上から画面の外に追い出して、やっつけましょう!

虫を操って、カラスなどのエネミーを交わしつつ、ひたすら電線の上を走るゲーム。←→で電線のレーンチェンジ、↑でジャンプ。ウェブブラウザで遊べる。

低圧電線と高圧電線を敷いて、街を発展させる携帯用アプリです。

落ちてくる電線ブロックをうまく組み立て,右側(+)から左側(-)へ電線をつなげよう!←→で左右移動,↑で回転,↓で落下.つなげた時の得点は,電線の長さ×電線下側の面積.

あれ?これじゃ、ただの「電線」つながりだ!

mixiコミュニティへのお誘い

それでもなお、「電線(仮)」をプレイしたかった、プレイしたい、プレイした。ソフトを持っている。もう売った。電線に触って度胸試しをした。俺が電線だ。前世が電線だった。電線に凧が引っかかったら東京電力に電話してください。

そんな方、なんとなく思いついてそれとなくmixiにコミュニティを作りました。よろしければご参加ください。同時期にタイトルだけ発表されてた「高野猛の世界地図」が激しく気になっていた方も可です。

http://mixi.jp/view_community.pl?id=802425

mixiのアカウントがない方は呼びかけてもらえば即招待させて頂きます。