ときめギア ソリッド メモリアル(仮)

CNNの「こぼれ話」でいいニュースを読んだ。

「巨大サーフボードで40人以上が波乗り、世界記録更新」

これなんだけど。

世界記録更新はどうでもよくて、

うれしい部分は、このコメント。

「サーフィン人生の中で、最高の4分だった。一緒に波に乗った連中は、親友や昔からよく知っているプロ・サーファー。みんな世界の心配事なんか忘れて、笑い転げたよ。これこそがサーフィン。こんな楽しい波乗りは、誰も経験したことがないと思うよ」

いい話だ。

てんでにおしゃべりをしながら

ワックスを塗って準備をする。

そして、きらめく太陽のした、

さらなる大騒ぎのなか、波にのる光景は、

想像するだにたのしそう。

ていうか感動してちょっと泣いた。

「みんな世界の心配事なんか忘れて、笑い転げたよ。」

ここんとこ。

ふと、振り返れば、

日常にいくらでも転がっていたこんな光景。

こういう経験がたくさんあるって、

よい人生だとおもう。

最近は、めっきりそんなこともないなあ。

さびしいなあ。

と思ったらあった。

仕事も押し迫った午前3時。

男3人。

企画2、プログラマ1。

たぶん最初は仕事のはなしをしていた。

でも、なぜかそのうち、

次世代機でつくりたいゲームの話に。

それがこれ。

ときメモの「きらめき学園」に、

メタルギア」の主人公スネークが潜入してしまう、

その名も、

「ときめギア ソリッド メモリアル(仮)」

どうでしょう、小島監督

とある校庭に「がしゅーぅぅっっ」と

たいそうなSEを鳴らして降り立つスネーク。

見上げると、そこは防犯設備に囲まれた

要塞ともいえる、伝説のお嬢様学校。

飛び交うレーザーセンサー。

行き交うドーベルマン

指令。

「ターゲットは更衣室に隠されている。」

「了解。」

潜入するスネーク。

もちろん光学迷彩

↑このへんが次世代機

体育の着替えをしている藤崎詩織

ポニーテールをほどくと、

美しい髪が、朝日にきらめく。

↑このへんが次世代機

運動の後だからだろう、

その柔らかな肌は、

うっすらと汗ばんでおり、

日を浴びてほんのりと輝いている。

↑このへんが次世代機

生地の薄い体操着が、

汗で肌に張りついている。

↑このへんが次世代機

そこに無線が。

「スネーク、写真だ。」

「!!」

「写真をとれ、スネーク。」

「 … … …。」

「いいか、そこは相手の機密とも言える更衣室。

これは、我が方にとって、有益な情報なのだ。」

「… … …了解。」

ごりっ

「!」

頭に押し付けられる銃口

冷たい口調で詩織。

「いったい、なんのマネ? 兵隊さん?」

「つーか、変態?」

さらにロッカーから武装した沙希が。

いつの間にか囲まれてるスネーク。

さあ、どうなるどうする、スネーク!?

「みんな世界の心配事なんか忘れて、笑い転げたよ。」

ああ、おれ大丈夫。

大丈夫?