いや、また戦隊モノの話で恐縮なんですがね。ボウケンジャー面白い。
ここ最近のレンジャーものは、マーケティングに基づいて流行要素を取り入れています。たとえば前期の魔法戦隊マジレンジャーは、ハリーポッター人気が間違いなく影響していたりするわけです。
メンバーについても流行は反映されていて、今期のボウケンジャーの女性隊員でいうと、ピンクはツンデレ、イエローは萌えなのです。書いてて恥ずかしいですが。
面白いポイントはいろいろありますし、語ると長いので省略しますが、一番興味深いのが萌え担当のボウケンイエローです。前髪は眉前で揃え、ツインテールで、スカートはミニのひらひら、舌っ足らずなしゃべり方で「なつきはねぇ～」と自分のことを名前で呼び、おまけに記憶喪失と、まるでたけくま先生が考える萌えキャラのようです。
で、何が興味深いかというと、ほら、これ戦隊モノじゃないですか。変身するんですよ。変身。長いときは半分以上変身してる。それで、変身すると、上に挙げた特徴ってしゃべり方以外なくなっちゃうんですよ。つんつるのコスチュームだし、おでこにヘッドライトついてるし、髪とかないし。
そこで、どんな方法で乗り切ってるかというと、「しぐさ」。「しぐさ」ですよ、皆さん！変身したとたん、大げさな萌えポーズを連発しはじめるわけです。
- 失敗すると、「てへー」とグーを頭にのせる
- 変身ポーズはちいさなガッツポーズで、足を骨折みたく折り曲げて
- みんなについてくときは手を後ろに組んで
- 悔しいときは小指をちょっと噛む
どうです？かみちゅもびっくりだ。で、成功してるかっつーと、いや、うーん、あー、なんだ、その、ちょっと気持ち悪い。
でも、まだボウケンジャーは始まったばかり、これから既成概念をぶっとばすような「萌えポーズ」が開発されてｲｴﾛｰﾀﾝ萌ﾍ～とか思えるようになるかもしないじゃないですか。
そう、これは、たとえ外見がビニールでもしぐさだけで萌えられるかという壮大な挑戦であり、実験なわけです。どうです？興味出てきませんか？
