Microsoft Redesigns The IPod

iPodのパッケージをマイクロソフトがデザインしたらどうなるかというムービー。

MSゴシックフォントと、青い枠(XP以降っぽくグラデがかかってる)書き足しただけで、ほんとMSの商品っぽくなる。ダメ押しでOfficeのクリップアートから抜け出たようなイラストが足されれば、もう完璧。

MSの説明だらけで美しさのカケラもないパッケージをからかったよくできたムービーなんだけど、逆に、俺がこのデザインを「マイクロソフト風」だと瞬時に分かるのがすごいとも言える。パッケージだけの話じゃなくて、ワードをつかっても、パワポをつかっても、エクセルをつかっても、どうみてもマイクロソフトのレイアウトです、本当にありがとうございましたな書類になっちゃうしなあ。

アメリカ来ても、プレゼンのプロ達が普通にパワポを使っていて、そんなもんかと思ったけど。ダサいダサいといいつつも安心感を与える書類になることは、いろんな人たちにいろんなプレゼンをしてきた僕の実感から言って間違いないわけで。

それってきっと、プレゼンする人にも、される人にも、「MSフォーマット」が刷り込まれてしまっているからだよなあ。なんだろ、規格不統一だった書類が、MSフォーマットで統一された時に感じた安定感みたいのが、信仰みたいに残ってるのかしら。書類作るほうも、見るほうも。少なくとも僕は今更LaTeXで書類かこうと思わないしなあ。生まれた時からMSフォーマットな世代はまた違うんだろうけど。

なんか、結局マイクロソフトに感心してしまうはめに。