今、ファンタジーゾーン語りが絶頂にアツい。ab2氏に神谷氏とそうそうたる面子によるファンタ話が聞けます。Web万歳!
「『ファンタジーゾーン』は明るくて楽しいだけのゲームじゃないんだ」
FZって略すと『FZ戦記アクシス』と間違えるからやめれ
システム16版ファンタジーゾーン?メチャクチャやりたいんですけど、少なくとも初代のアーケード版&マーク?版&ネオクラシック版とマーク?版ファンタジーゾーン?をクリアするまで手を付けません。これは男の意地です
温故知新
メロ入りになってるステージ5のHOT SNOWが最高! あれ聴きたくて、ちょっと高かったけどわざわざやりに行ったなぁ
俺とファンタジーゾーン
さて、ファンタジーゾーン語り、俺のターンね!
だいたい、俺のハンドル"IDA-10"って7面のボスの"IDA-2"からとってますからね!ちなみに読みは「イダテン」です、って誰もきーてねー。ちなみに"IDA-2"の元ネタになった"IDA"は「スペースハリアー」のボスですからね、ってちなむ意味まったくねー。いやー、うれしいなあ、ファンタ語り。にっこにこですよ、今。
出会いは。
スーパーマリオ全盛の小学生時代、家庭用ゲームを一切買ってもらえなかった俺にとって、ゲームの最高峰はアーケードゲームであり、マジョリティが遊ぶところのファミコンよりも画も音もきれいなアーケードゲームをこよなく愛し、小遣いを注ぎ込むことが俺のプライドであり、アイデンティティであった。
始めてプレイしたのは神奈川県相模原市は千代田にある文教堂の店先に置かれたアップライト筐体に入ったアーケード版。なげえよ。まだ小学生だった。2日に1回しかプレイできないので、うまい人(今思えば中学生)のプレイを見て、一日中、攻略方法を考えてた。
1面でツインボムとジェットエンジン。2面はレーザーで基地壊してうまくいくとボスに細まったレーザーを当てられて、3面のボス、コバビーチはヘビーボム1発。4面はレーザーで下を進んで6個壊したあたりで弾が飛んでくるのをよけて、ボスはスマートボムx3。5面からは7waysショットの出番。ポッポーズまでもたせられれば超絶気持ちいいちっさいポッポーズ皆殺し。6面、7面もおんなじ感じ。ラスボスは最後のニョロニョロ(by ab2氏)だけヘビーボム使ってた。
で、余裕でクリアできるようになってからは、魅せるプレイを試すようになった。
1面のボスは口に張り付いて戻ってくる葉っぱを避けながらツインボムとショットを同時に連射して瞬殺したり、2面のボスはわざと弾が濃いところを超避けしてギャラリー(下校途中の小学生)を沸かせたり。コバビーチはヘビーボムを使わないでビュンビュン飛んでくるレーザーを紙一重で避けつつショットとツインボムを前に飛ばして倒したり。ポッポーズのお父さんがつっこんでくるまでわざと待って近接超連射で倒したりとか。6面のボスの台風の回転スピードあげて全速力で画面中をぐるぐるまわったりだとか。最後のニョロニョロもツインボムとショットだけで倒せるようになった。どころかターボエンジンとツインボム縛りクリアとかもできるようになった。
音楽も良かった。
7面の曲が好きすぎて毎回テンションあがって必ずでかい声で口ずさんだり。今思えばそうとうキモい子供。あと3面のテーマ曲がイトーヨーカドーの婦人服売り場の曲と似てて親に連れて行かれたときに店員に「今流れている曲はファンタジーゾーンから録音したんですか?」って聞いたりとか。親、イヤだったろうな。ボス倒したあとのコイン拾いの音楽の最後の「チャン」にあわせて頭の上で手を合わせたり。いたたたた。いや、音楽がよかったって話だった。
で、マーク3版ね。
文教堂からファンタジーゾーンが撤去されて虚脱していた俺は、セガJOYJOYテレホン*1でマーク3版があることを知った。繰り返しになるが、俺は家庭用ゲームの類は一切買ってもらえなかったので、BEEPから出てたマーク3の移植版の攻略本を買ってぼろぼろになるまで読み倒し、キャラと背景の模写を続けた。もちろん、クソ長い新ボスの名前は暗記してそらでいえたし、ついでに一緒にのってた「ダンプ松本」と「北斗の拳」の攻略法も暗記した。ちなみにもう1冊ぼろぼろになるまで読み倒したのが電波新聞社から出ていた「オールアバウトナムコ」。1か2か覚えていないけど、「源平討魔伝」とか「モトス」とか「爆突機銃艇」とかが載ってたほう。あれで影清を描けるようになった。これもちなむ意味ねえ。つかマーク3版遊んでねえ。
で、ファミコン版移植ですよ。
マーク3は誰も持っていなかったけど、ファミコンならみんな持っている。俺は、たいして親しくもない金持ちのやつが「ファンタジーゾーン」を買ったと聞いて、恥も外聞もなくそいつの家に遊びにいった。当時からバカみたいに過剰だった自意識もプライドもどっかいった。それくらい遊んでみたかった。そいつんちに遊びに行く前に「さんざん初プレイでクリアしてやんよ」と吹きまくっていた。ファミコンに屈するにあたってのせめてもの抵抗だった。事実、アーケード版ではノーミスクリアも珍しくなかった。しかし、感覚がぜんぜん違うどころか、十字キーに慣れていないせいで、4面までにオパオパの残機は0になっていた。焦った俺は、残機を買うよりもスマートボムを3発買うことを選んだ。「ここのボスさ、マジよえーの!3秒で死ぬんだぜ!」とか言って、ボス戦。文教堂でしてたように、「さーん、にー、いーち」とカウントダウンにあわせてスマートボム発動。しかしボスが死なない。まだらにダメージを与えただけだった。動揺した俺は異常にチラつくクラブンガーの手に当たって死んだ。3秒で死んだのは俺だった。そして、アーケードファイターとして名を馳せていた俺も死んだ。俺はただのファミコン買ってもらえない口だけ野郎に成り下がり、みんなはドラクエ2のラスボスを倒し始めた。
で(いろいろ略)
で、「セガエイジス2500シリーズ Vol.33 ファンタジーゾーン コンプリートコレクション」ですよ。
ただ今、絶賛空輸中。なんか3Dでスクロールするやつとかの苦い記憶も消してくれるはず。楽しみです。次はどんな俺物語が生まれるのか。子供と一緒にやっちゃおうかなー。ちょうどお前くらいの年に父さんこのゲームやってたんだぞ、とか言ってうわキモい。というわけであいかわらずオチもなく終わります。ファンタジーゾーンだーいすき!