次男の「死ぬ=エンディング」ルールをなんとかしたい

次男(6才)は番組終了後、すぐにテレビを消す。それが彼のジャスティスらしい。しかしテレビ番組やDVDを鑑賞中でも突然スイッチを消すことがある。どうやら、登場人物が死ぬ、もしくは死んだように見えるシーンが、エンディングに思えるらしい。

テレビでE.T.をみていた時。E.T.がすごく弱って倒れるシーンで次男はテレビを消した。「E.T.かわいそうだったねー。」といって消した。

先日観た映画では、最初の15分くらいで主人公の奥さんが死んだ。彼は「終わったの?ねえ、終わったの?」を映画館で連発した。DVDなら間違いなく消してた。

これをなんとかしようと、別に死んだからって終わるわけじゃないって教えてみた。

そして先日、成果を確認するチャンスが到来。「風の谷のナウシカ」のラスト近く。王蟲にはねられるナウシカ。別の意味で固唾を飲む俺。

……やった!次男テレビ消さない!

エンディングクレジット後、腐海の底にナウシカの飛行帽が落ちている。そして一本の、芽を出したばかりの小さな木。絶望に包囲された世界、それでも小さな小さな希望がある。感動的なシーンである。次男は言った。

ナウシカのお墓だね。」

違う!さっき生き返ってたじゃん!その者青き衣をまといて金色の野に降り立つべしって、俺、声まで似せてスラスラ暗唱したじゃん!

どうやら問題は死んだら終わりってルールよりも、すぐ人が死ぬと認識するノーフィーチャー的思想にあるんじゃないかな、と気づいた初夏の夕暮れ時。日本語の勉強も大事だけど、他にもいろいろ大変だあ。

参考リンク:
「次男語録」(id:IDA-10:20070831:1188535302)