横文字に感謝してる

カリフォルニアはベイエリアの外人だらけのゲーム会社に転職してもうすぐ半年。僕のようにつたない英語力でゲーム開発をしていると、これまで使っていた横文字が意外に通じて助かる。半透明をトランスペアレントとか、ポリゴンの頂点をバーテクスとか、当たり判定の範囲をコリジョンとか、仕事で使っていた用語はもちろんのこと、インスタントラーメンとか、小宇宙(コスモ)とか、ウッドボールとか、マンモスうれPとか、スーパーウリアッ上とか、意識せずに漫画やゲームからおびただしい数の英語を学んでいたことがわかる。冗談じゃなく、これらの単語をすべて日本語でしか知らなかったら、どれだけ苦労したかと思うとゾっとする。

とはいうものの、実はこれまで不必要に横文字で呼称するのは気恥ずかしく思っていて、極力日本語を使うように心がけていた。ちくちょー、俺がもし横文字使いまくり系男子だったら、今頃、ぜんぜん英語で苦労してなかったのに!「あついねー」「ほんとー」とか言ってないで「今日のジャパンかなりホット!」「マジでトロピカル!」とか練習してれば今頃俺は!

まじめな話、ルー大柴はもちろんのこと、マークパンサーとかドロンパでも、それほど英語圏の国でコミュニケーションに困らないと思う。文法とか適当でも、単語さえ発音できれば意味はだいたい通じるし、技術職の場合はそれで十分仕事になるし。これをお読みのみなさんで、もし将来英語圏への就職をお考えの方がいらっしゃったら、横文字使いがちな人をせせら笑うよりも、むしろ積極的に使っていくくらいの勢いをお勧めします!