妻とカブトムシ

ゲーム開発におけるプチ締め切りがありまして。ろくに睡眠もとれず、風呂にも入れない日々もようやっと一段落。3日ぶりにちゃんと家に帰りました。

ということは妻に会うのも3日ぶりということでありまして。ぼーっとしながらも、妻大好きな僕としては、彼女が俺に会いたくて身も体も恋焦がれ、会ったが最後、燃え上がる愛の炎……みたいのを期待して家に帰りました。

ちょっとしたムショ帰りの男気分でドアをくぐりまして、台所で料理などしている妻に忍び寄り、ワイルドにぐいと抱き寄せて、会いたかった、なんてささやいてみたりしました。さて妻の反応やいかに。

「臭い、カブトムシ臭い!」

キツめに俺を突き飛ばしました。おっと、AIKOのラブソング『カブトムシ』なんか連想しちゃって、どうやらロマンスティックな気分たっぷりなんじゃないですか、これは。

……ん、『カブトムシ』の歌詞に"彼を突き飛ばしぃー"なんて出てきたか?つーか、あれ、彼氏のジョブがカブトムシじゃなくて、女性がカブトムシだったような……。じゃあアレか、"あたしのスメルはカーブートームシぃー"みたいな歌だったか。

ダメだ頭がうまく働かない。とりあえず寝るか。いや、風呂か。